
導入後、離職率が3分の1に減少した
- ✔️ 今回の期待
- ・ストレスの黄色信号を拾い対応することで、急な退職や休職を未然に防ぎたい
・1on1を効率よく質高く実施したい - ✔️ 効果
- ・離職率が1/3に減少し、可視化したストレスの黄色信号は導入2ヶ月で4割減少した
・対応の優先度をつけて先回りしたコミュニケーションを1on1でとれるようになり、マネージャーの負担が減少した
・データをもとに根拠のある配属先の選定が可能になった
e-managerを導入する前の課題
急な退職や休職者の増加が課題でした。弊社はお客様先常駐のプロジェクトが多い事業形態であり、更にコロナ禍以降に導入されたテレワークによりコミュニケーションが不足して一方通行になってしまいがちでした。
立場に関わらず、意見を言いやすい「風通しの良い組織づくり」を全社のテーマとして、3ヶ月に1度社員に対してプロジェクトの継続意思確認のアンケートを実施して、問題のありそうな社員と面談し改善策を講じるなど、社員の状況の把握や困りごとの解決に力を入れてきました。
業界の中でもフォローを手厚くして、新卒・若手採用主体で組織の拡大を目指してきたのですが、育てた若手が早期に離職してしまう問題が発生していたことに加えて、責任感が強くて弱音を吐けずに頑張りすぎてしまうベテランメンバーの休職を防げないことに危機感を感じていました。
離職・休職に対する解決策として、1年前に1on1ミーティングの制度を導入しました。現場の仕事とマネジメント業務で忙しいマネージャーの負担を少しでも減らして、質高く効率のよい1on1を実現できないかと思案していたときに「e-manager」に出会いました。
e-manager導入後の効果
コンディションチェック(メンバーの現在のストレス・モチベーション状態を可視化できる機能)でストレスアラートが出ている社員に優先的にコミュニケーションをとれたことで必要な策を講じることができ、退職者は1/3に減少し、休職を未然に防ぐことができました。
最初はかなり多くのアラートが出ていたのですが、導入2ヶ月後にはほとんど減り、あってしかるべき負荷がかかっている健全な状態へと変化しました。
ストレスが高いか低いかだけではなくそのストレスを前向きに受け止められているのか詳細まで踏み込んでメンバーの状態を知れるので、これまで運用してきたアンケートだけでは見落としてしまっていたメンバーの本音を引き出せることがいいですね。
担当コンサルタントとの毎月の振り返り面談では、「この人と優先的にコミュニケーションをとりましょう」という話だけではなく、「この人はここにストレスを感じていて、特性を考慮するとこう推察できます。だからこういったかたちでフォローされることがおすすめです」といった個々の特性を加味した結果の解説や具体的なアドバイスをいただけたことが非常にありがたかったです。
また、離職防止以外にも人員配置にも活用しています。新人の配属先を決める際に、本人の特性とプロジェクトの業務内容やリーダー、他のメンバーと合いそうかといった観点でレポートを見たり、事前に気になることがあるときはリーダーやその上長に伝えたりすることで、配属後のトラブルを防ぐことができています。
この先期待すること
弊社は新卒採用を中心に年間で40名近くの若手のメンバーを受け入れ、育成に力を入れていることもあり、次期リーダーをいかに育てていけるかが組織の大きなテーマとなっています。
リーダーの素養のあるメンバーをいち早く見つけて、本人の特性を理解し、活かしながらどう成長を促していくか、e-managerを活用して一緒にやっていきたいです。
また、社内でも「e-managerを採用に使えないか」という声が上がっているのですが、既存の社員だけではなく採用活動で出会う学生や社会人の方々にe-managerを受検してもらい弊社で活躍する人材、幸せに働ける人材を早期に見極めることに活用できるようになるとありがたいですね。